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立体視で疲れ目の解消!メカニズムと効果、やり方・見方・練習法

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パソコンやスマートフォンによる“目の酷使”は、今や誰にとっても日常茶飯事の出来事となっています。目の酷使による「疲れ目」を放置しておくと眼精疲労をはじめとした、さまざまな目の病気の原因となります。

 

そこで家庭ではもちろんオフィスでも簡単に出来る疲れ目の効果的な解消法を紹介します。目のストレッチトレーニングともいえる「立体視」による「平行法」というやり方やコツ、効果などについて詳しく解説します。

 

立体視のメカニズム

「立体視」とは、2つの平面的な図柄を左右の目で同時に見ながら、1つに融合することで立体的(3D)な画像に浮き上がらせて見る方法のことです。そしてこのように作図された図柄や画像は「ステレオグラム(立体視画像)と呼ばれています。

 

この立体視の中でも、器具を用いずに肉眼で直接ステレオグラムの画像を見る方法を「裸眼立体視」と呼び、「平行法(パラレル法)」「交差法(クロス法)」との2種類の方法があります。どちらの方法も“目の疲れを解消する”ためのトレーニングや“視力を回復させる”ためのトレーニングとして活用されています。

 

平行法と交差法とでは使う目の筋肉が異なりますので、疲れ目で衰えた目の筋力をストレッチして鍛え直すには、両方ともマスターすることが理想だと言えます。そもそも疲れ目とは、目の酷使によって筋肉が緊張して硬直した状態です。立体視によって目の筋肉の緊張をほぐして疲れ目を解消することが大切です。

 

立体視は両眼視差のメカニズムを活用した見方

人間の両眼は、左右に約6㎝離れた位置に付いており、左右の目の角度から見える奥行きのある対象物は、左右それぞれの目で微妙に異なった見え方をします。この見え方の違いを「両眼視差」といいます。

 

立体視は、この「両眼視差」というメカニズムを活用した見方のことです。左右の目の網膜に映るわずかな両眼視差による差異が、脳によって両眼で1つの像として融合知覚されることで、立体的な3次元の画像として視覚することができるとされています。

 

つまり単眼で得られる視覚情報は2次元でしかないものが、両眼での視差を得ることで3次元の立体的な奥行きのある視覚情報を得ることができるようになっているのです。

 

立体視にはステレオグラムを利用

立体視による疲れ目のトレーニングには「ステレオグラム(立体視画像)」を用いて行います。ステレオグラムは「立体画」のことで、意図的に立体的印象を持つように平面に作図された図柄や絵や写真などを指します。

 

ステレオグラムは、両眼視差のメカニズムを利用し平面上の画像でも両眼に視差が生じるように映像を写すことで、脳に立体として認識させるように意図的に作成されています。

 

ステレオグラムでは、目の焦点を意図的に前後にずらしながら、左右の画像を別々の目で見ることにより、立体的な3次元の画像として視覚することができます。両目を平行に使って見る「平行法用」と、両目を交差させるように使って見る「交差法用」とに分けられています。

 

平行法(パラレル法)と交差法(クロス法)

「平行法(パラレル法)」は、右眼で右の画像を、左眼で左の画像を平行的に見る方法であり、「交差法(クロス法)」は、左眼で右の画像を、右眼で左の画像を交差的に見る方法です。

 

平行法においては画像より遠くに焦点を合わせ、逆に交差法においては画像より近くに焦点を合わせることが、立体視を可能にするポイントとなります。平行法と交差法とでは、視覚できる立体感が変化するため、ステレオグラムの画像によって平行法と交差法のどちらで見るかは、予め決められています。

 

画像より遠くに焦点を合わせる平行法では、目の水晶体が緩んで薄くなり毛様体筋の緊張をほぐして疲れ目を緩和させる効果があります。逆に画像より近くに焦点を合わせる交差法では、水晶体は膨らんで厚くなり毛様体筋を緊張させて鍛える効果が期待できます。

 

立体視の疲れ目への効果

私たちがモノを見る時の目は、カメラのレンズの役割のような働きをする水晶体の厚さを調節することでピントを合わせています。

 

この水晶体の厚さを調節しているのが、毛様体筋と呼ばれる筋肉で、水晶体を引っ張ったり緩めたりしています。遠くを見る時には水晶体を緩めて薄くし、近くを見る時には、水晶体を引っ張って厚くすることでピントを合わせているのです。

 

しかし長時間近くを凝視し続けると毛様体筋の緊張(収縮)状態が続いて硬直化して筋肉疲労を起こしてしまいます。これが疲れ目の主要因となります。立体視は、疲れ目の原因となっている毛様体筋の緊張や硬直をほぐすストレッチの役割を果たしてくれます。

 

平行法で毛様体筋の緊張をほぐす

平行法では、対象の画像よりも遠くに焦点(ピント)を合わせてぼんやりと見るようにします。この時には水晶体は薄くなるので毛様体筋の緊張は緩まってリラックスした状態にできます。

 

パソコンやスマートフォンや事務作業などで目を酷使した時には、この平行法での立体視を取り入れることで、疲れ目を緩和・解消させることができます。

 

交差法で毛様体筋を鍛え直す

交差法では、対象の画像よりも手前に焦点(ピント)を合わせて、寄り目で見るようにします。この時には水晶体は厚くなるので、毛様体筋は緊張(収縮)した状態になります。

 

交差法での立体視だけではなく、平行法と組み合わせることで、毛様体筋の緊張をほぐすとともに疲れにくい毛様体筋に鍛え上げる効果が得られます。

 

平行法のやり方と見方

立体視には「ステレオグラム(立体視画像)」を使用しますが、インターネットの検索で自分に合ったステレオグラムを探しておきます。平行法(パラレル法)用のステレオグラムを用意しておきます。

 

平行法のやり方の手順

  1. パソコンの前に座り、平行法用のステレオグラム(立体視画像)の画面を出す
  2. 目の位置はステレオグラムから50㎝前後の距離を保つ
  3. 頭が動かないように固定し、右目で右側の画像を左目で左側の画像を見る
  4. 目の焦点は画像よりも後方(遠く)に合わせる(ぼんやり遠くを見るイメージ)
  5. 画像が分裂された後で中央に融合されて重なり合う
  6. 画像の中央に3Dの立体画像が浮き上がって見えたら成功です

 

平行法が簡単にできるコツ

平行法での立体視のコツは、「視線の焦点を画像よりも遠くにおく」ことと「右目と左目が交差しないように平行に見る」ことです。しかしこの2点を意識してもなかなか上手く出来ない時の、とっておきの裏技練習法を2種類紹介します。

【裏技その1】画像の上部に2つの●点があるステレオグラムでの練習

ステレオグラムの抽象画には、画像の上部に2つの●点が付いているものがあります。その画像で練習すると簡単に立体画像を浮かび上がらせることができます。

 

見方の手順

  1. 画像の2つの点に両目を5cm程度(鼻先)まで近づける
  2. 画像がぼやけて2つの点が1つの点に重なると同時に3つの点に見えるようになる(●●→●→●●●)
  3. 3つの点に見えるようになった途端に画像の中央に立体画がぼんやり
  4. 浮かび上がって見える
  5. 中央の立体画から焦点をそらさずにゆっくり50cm程度まで顔を遠ざける
  6. 3D立体画像がクッキリと浮かび上がって見える

 

【裏技その2】画面に左右2つの画像があるステレオグラムでの練習

ステレオグラムの画像には、左右対称にツインになった画像が多くみられます。この類の画像もコツを掴めば簡単に立体画像を浮かび上がらせることができます。

 

見方の手順

  1. 画像の中央に両目を5cm程度(鼻先)まで近づける
  2. 画像がぼやけて両側の2つの画像が1つに重なると同時に3つの画像に見えるようになる
  3. 3つの画像に見えるようになった途端に画像の中央に立体画がぼんやり
  4. 浮かび上がって見える
  5. 中央の立体画から焦点をそらさずにゆっくり50cm程度まで顔を遠ざける
  6. 3D立体画像がクッキリと浮かび上がって見える

 

平行法が出来ない人の練習法

平行法が苦手でなかなか上手く出来ない人は、補助具を使って右目と左目を物理的に仕切ることで練習する方法があります。

 

1.鼻の前に台紙や下敷きなどを立て、左右の視線が交錯しないように仕切りを入れて練習する

2.サランラップやトイレットペーパーの芯を使って双眼鏡のようにして見る練習をする

 

この補助具を使って、前述した「裏技その1」と「裏技その2」の「見方の手順」に従って練習して見てください。あれ!と思うほど簡単に立体視ができるようになります。

 

ステレオグラムの画像に目をスレスレまで近づけて画像を先ず分裂させることがポイントです。脳は分裂された画像を融合させて立体像として再現します。この立体像として融合させるポイントの焦点を見つけ出せることが、上達のコツです。

 

まとめ

ステレオグラム(立体視画像)を使った立体視トレーニングによって、疲れ目の原因となる毛様体筋のストレッチを行う効果が得られます。平行法と交差法の両方を行うことで、毛様体筋の疲労の回復と目の酷使に耐えられる毛様体筋の筋力を鍛えることができます。

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